2020年4月13日から急遽テレワークに移り、自宅で働くこととなりました。
そもそもテレワークの環境自体もない中での在宅勤務開始という形だったので、準備したことや在宅勤務のメリットとデメリットなど実際の経験を記録しておきます。
そもそもの経緯
経緯はご存知の通りコロナウィルスの影響。全スタッフがテレワークに移るわけではなく、ごく一部の従業員(パソコンでの作業が主となる)だけテレワークへ移行。
時期は一旦5月15日まで。状況に応じて変動あり。収束後はおそらく通常勤務へ戻りテレワーク自体忘れられてしまうような気がしている。
仕事内容
- ウェブサイトの管理
- 社内システム関連
- 自社製品企画
ザクっとまとめると、仕事内容はこんな感じ。
ウェブサイトとシステムあたりはテレワークでも問題なさそうだが、自社製品企画については、実際の商品があったり、契約書、紙のカタログ作成など在宅では不向きな要素があり不安になったが、在宅勤務でやってみたところ実際は問題なかった。
準備したこと
- ノートパソコン(個人所有)
- 外部ディスプレイ(個人所有)
- TeamViewer(会社購入:リモートソフト)
- インターネット環境(個人所有)
- 作業デスク(個人購入)
簡単に言えばたったこれだけ!会社としてはTeamViewerというリモートソフトの購入しかしていない。
ノートパソコン
急遽の話のため、会社支給ではなく自宅のパソコンで対応。
自宅ではMACをメインで使っているため、慣れているMACで作業をしようと思って準備を進めたが、いざ実務となると社内のWindowsパソコンにリモート接続するため、キーボードの違いなど違和感が多く、やむなくサブ機の低スペックWindowsノートパソコンにて対応。
ちなみに会社のパソコンにリモート接続する形だったので、自宅のパソコンはi3・メモリ4gbと低スペックでOK!(当たり前ですがセキュリティ対策は必須です)
ここで問題なのは、本来は会社がセキュリティー対策もされたパソコンを支給すべきなのですが、時間がない部分もあり、自宅にパソコンを持っていない方をどうするかが課題に。
実際は社内にあるノートパソコンを設定変更し代用して間に合わせましたが、なければ普段業務で使っているデスクトップPCをそのまま自宅に送るという力技になったと思われる。
外部ディスプレイ
コーディングやPhotoshopでの画像加工などもあるので、外部ディスプレイは必須!
普段デスクトップを使っているなら、ノートパソコンの画面だけ仕事をするのは大変かと思うので、外部ディスプレイは用意しておくことをおすすめします。
ちなみに買うのであればコスパも良いHPの24インチクラスにしようと思ってます。
TeamViewer
はじめは、Windows10のリモートデスクトップ設定で良いかなと思っていたのですが、2台のパソコンに接続したい(ネットパソコンと社内システムパソコンを分離している)ということもあり、複数台に同時接続できるTeamViewerを導入。
個人利用なら無料で使えますが、法人ですといくつかプランがあり、リモートアクセス(月額2,067円)を契約しています。
会社にある2台のパソコンに同時接続して使っていますが、全くトラブルなく使えているのでこの先も何かあればTeamViewerを導入すると思います。
ただ、TeamViewerのウェブサイトが分かりにくい・・・
インターネット環境
自宅にネット環境があるため問題なし。
ない方へは、ポケットwifiを用意してあげるなど必要となります。ちなみにポケットwifiでテレワークをしている方は月10gb位は使うようなので無制限プランが良いと思われます。
作業デスク
そもそも普段はダイニングテーブルや部屋の片隅に座り込んだり特定の場所を決めないで使っているので、テレワーク用に作業スペースの確保が必要に。
ネットで調べたら軒並み品切れ。高品質のお高いデスクは売っているのですが、個人購入のため予算的に・・・
調べまわって、アスクルで売っていた
こちらを購入。品切れしているお店が多い中5,000円以内で購入でき、翌日には届けてくれるので即決!アスクルって個人でも買うことできるんですね!
実際のテーブルは、写真よりも黄色っぽい感じでしたが、デスクに物を置いたら全く気にならず。組み立ても脚をクルクルと回すだけと簡単!工具も不要なので女性の方にもおすすめです!
電話
会社携帯支給がベストだが、今は通話プランを変更した自身の携帯で対応。
今までは会社で結構電話は使っていたが、テレワークになってからは1日3件くらいと大幅に減った。
働き方が数ヶ月程度のテレワークなら、
ガラケーですが、電話だけと機能も割り切り、2年契約などもないので必要なくなれば解約できるこちらを検討。
メール
リモート接続で会社のパソコンに入っているので、環境は変わらずそのまま。
進捗管理

ChatWorkにてタスク、情報共有全て行なっています。私のチーム内ではメールでのやり取りはチーム外の方が含まれない限りChatWorkでやり取りしています。
本当はSLACKが候補だったが、みんな使いやすいを条件にChatWorkに。
ウェブ会議
セキュリティー面の不安話もありますがZOOMです。
簡単に導入でき画面共有も簡単。自分が操作しているパソコンの画面を共有して説明などもOK。
先々は別のツールを検討してもと思ってはいるが、仕事以外でも基本ZOOMを使うのでこのまま使っているかもしれない。
助成金の活用
東京しごと財団の「事業継続緊急対策(テレワーク)助成金」を申請。
テレワーク関連の購入費の最大250万円、助成率は10/10と全額助成!
ハードルもそれほど高くないので、事業継続緊急対策(テレワーク)助成金は申請することをおすすめします。
ちなみに、申請は2020年5月12日まででしたが、2020年6月1日まで延長されました。
複数名で申請準備をしたが、それぞれ認識が異なり時間だけが迫り険悪に。なにも専門的な知識はいらないので申請するなら、担当決めて1人に任せてしまう方がおそらく正解。
テレワークのメリット・デメリット
実際に1ヶ月在宅勤務を行なってみて、テレワークのメリットデメリットも見えてきたのでまとめてみました。
テレワークのメリット
通勤時間がいらない
会社の往復の時間がなくなります。仮に往復1時間でも月で20時間と膨大な時間に!
満員電車に乗る必要もなく、電車の遅延も気にしなくて良い、それで月20時間の時間が生まれる。
今まであまり朝ごはんも食べなかったのですが、しっかりと食べるようにもなり、自分の勉強の時間も作ることができるのでテレワークって素晴らしい!
自分のペースで仕事ができる
効率良いです!周りの状況にも左右されないので集中して取り組むことができます。
1日8時間働くとして「5時間でここまでやりきる」と自分なりにルールを決めて働いています。いままで社内で残業していたことも時間内で終わるので効率というか生産性は上がっていると思われます。
ちなみにテレワーク中に1日だけ出社しましたが、出社した日はほどんど仕事しませんでした。
電話が減った
ちょっと気になったら「電話して聞こう!」と電話文化が強い会社なので、今まで電話で聞かれたことがメールやチャットになるだけでもかなり良い。テレワークの方がより集中できるので、電話が少なくなってとても良い!
交通費(定期代)・残業代がかからない
これは会社によって異なるかと思いますが、私の会社では今までは残業代も出ていましたが、テレワークになることで残業代はつかなくなりました。個人的には月収が下がるのであれですが、会社としては同じ仕事をして残業代を払わなくて良いのでメリットはあるかな。
交通費(定期代)も当然会社に行かないので、定期代を支給している会社でも払わなくてよくなります。
テレワークのデメリット
スケジュール管理
ちょっと問題なのは、会社にいるときなら聞けば答えが出るのですぐに次の工程に進めたのですが、テレワークとなると確認してから答えが出るまで時間がかかるようになりました。
予めうまく段取りを組んでおかないと結局は納期に終われ残業するケースもあるので注意!
マネジメント
部下がいる方は、みんな本当に働いているか気にされるかと思いますが、基本的には無理のないスケジュールプラス緊急時の割り振りをやっておけば問題なく進む感じがあります。※上司と部下の関係性、評価基準などによって違いはありそうですが。
休みでも御構い無し
個人携帯を仕事の連絡先にしているため、休みであろうと構わず電話がかかってくる。さらに「今メール送ったんですが〜」と逃れられない切り口だったりもする。
仕事とプライベートの区別がつきにくい
常に自宅。これが何より。
確認したいことなど返信がないまま仕事を終えても寝る前に見てしまったり
運動不足
かなり深刻。iPhoneの歩数を見ても1,000歩にもいかない・・・今までは最低10,000歩はあっただけに改善しなければなりません。
1ヶ月で2kg体重増加!何もしなければ1年後には・・・
スキルアップ
今の知識レベルで出来ることをやるだけなら問題ないのですが、将来的には管理・マネジメントなど会社の中核になることを考えると、やはり上司の働き方や交渉方法など見て学ぶことも必要と感じます。
水道光熱費
自宅にいる分比例して上がる。
人恋しい
チャット、ZOOMなどで直接ではないですがある程度人とのふれあいはありますが、会社の休憩時間のちょっとした雑談など人と直接会いたい、話したい気持ちが強まります。
うまく自分をコントロールできない人はメンタル的な注意も必要そうです。適度に息抜き行いましょう!
洗い出すと悪い点の方が多いですが、総合的にはテレワークの方が生産性は高いと思われます。
快適テレワークのために用意したもの
始めは在宅ワークが出来ると解放された気分でしたが、実際はしっかりと仕事をやらないと他の方の仕事が進まなかったりと、会社に出社して働いているときよりも厳しくなった感じはあります。
そんな中でもより快適に過ごすため、いくつか揃えたものがあるのでご紹介させていただきます。
ヨガポール
運動不足もあるのか体がバキバキに凝り固まります。自宅はオフィスチェアでないのも原因かとおもわれますが、休憩時にヨガポールを使ってストレッチするだけで体の疲れを低減でき午後の仕事もちょっと楽になります。
長いタイプと短いタイプがありますが、個人的には短いタイプがおすすめ!
アウトドアチェア
完全に気分転換です。日当たりの良い時間にベランダで1時間ほど作業するのに使っています。日光にあたるっていいですね!
季節は限られますが、かなり気分転換になるのでおすすめです!!
キャンプにも行くので、できれば背もたれも高めのチェアが欲しい!
Apple Music
これも作業に集中するときか気分転換向けに使っています。最近はジャズピアニストの上原ひろみさんをよく聞きながら仕事しています。

すんごくよいです!!
コーヒー
ちゃんと毎日コーヒーを入れるようになると、仕事のリズム感も出る感じで良い。
8時30分と14時30分の1日2回、毎日時間を決めてコーヒーを楽しんでいます。
と、こんな感じでテレワークを快適にしています。全て直接の仕事に関係ないかもしれませんが、毎日自宅で働くことを考えると気分転換する環境は必要だと思います。
最後に
1ヶ月テレワークで働いてみて、最初は問題がいろいろ出て大変になるかもと思っていましたが、以外やスムーズ!さらには効率良い!会社に出勤してくれている方もいるおかげで書類などの部分もクリア!メインはテレワークで不定期に出社するパターンが今の理想です。
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